共同研究者

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富山大学大学院医学薬学研究部

応用薬理学研究室 教授

博士(薬学)久米 利明

受賞歴

第24回 日本薬理学会学術奨励賞

研究課題名

胎仔由来神経保護物質セロフェンド酸の

発見と作用機序の解析

平成25年度 日本薬学会薬理系薬学部会奨励賞

研究課題名

脳酸化ストレスに対する新規薬効評価系

の構築と構築と食品由来化合物の探索研究

研究結果とチョロギが示す効果

研究は容易な道ではありませんでした

日本に生息するチョロギは非常に少なく

栽培することすらかなり困難だったからです

 

しかし、それら条件の厳しさに負けることなく

日々チョロギの可能性を信じ

研究メンバーらと向き合ってきました

 

その結果、この研究内容からは体内で生じる

「酸化ストレスの軽減」が期待できるという

結論に至ったのです

酸化ストレスは

•ガン

•生活習慣病

•心臓疾患

•脳疾患

を含む多くの疾患に関与することが報告されています

そのため、チョロギは認知症・アルツハイマーに対しても効果的であるという可能性を感じています

現代は、高齢化社会の影響により

アルツハイマーに悩む人たち

そしてその家族が大勢いらっしゃいます

 

私自身、身近に認知症に対し家族一丸となって

立ち向かっている姿を目の当たりにして

何か自分自身にもできることはないか

といつも頭の中で考えていました

 

そんなある日、文献を読んでいて

目を引くものがありました

それが「チョロギ」という植物だったのです

 

チョロギは「長老木」「長老喜」とも表記され

疫学調査からも長寿への効果を有する

物質の含有が示唆されてきました

 

しかも、1990年にマウスを用いた試験により

脳梗塞症状の予防や改善に効果がある

可能性が報告されています

 

また近年になって、マウスの全脳虚血モデルを

用いた試験を行ったところ

チョロギエキスを与えたマウスは

学習・記憶障害を改善したことから

脳血管性認知症を予防する

可能性が報告されました

 

しかしながら当時は、チョロギエキスに含まれる

有効成分に関する科学的根拠は乏しいという現状でしたそこで、チョロギを用いて研究を始めようと決心した次第です